リースバック(英語: Leaseback)とは、セール・アンド・リースバック(英語: sale-and-leaseback)とも呼ばれ、現在所有している物品(主に固定資産など)に相当するものを他に売って、そこからリースするという金融取引をいう。こうした取引の対象になるものは不動産などの固定資産や、飛行機や列車などの資本財などである。… 4キロバイト (463 語) - 2024年3月1日 (金) 11:58 |
読売新聞
高齢者がマイホームなどを安価で買いたたかれる「押し買い」の被害が増えている。契約後に解除を申し出ても、自宅の売却には一定期間内ならば契約を取り消せるクーリングオフが適用されないため、高額な違約金の支払いを余儀なくされるケースもある。
売却後に賃借して住み続ける「リースバック」が悪用されるなど被害は深刻化し、法改正による対策強化を求める声も上がっている。
訴訟のケースも
関東地方の80歳代女性は3年ほど前、自宅マンションを訪れた不動産業者からリースバック契約を勧誘された。内容は、業者がマンションを1000万円で買い取り、女
性に月13万円で賃貸するというもの。業者は「修繕費や固定資産税が不要になる」などとメリットを強調した。
当初、女性は「一人で決められない」と断ったが、業者は長時間にわたって居座り、「物件が古いので早く決めないと売れなくなる」などとしつこく勧誘。女性は結局、
「1000万円がもらえるなら」と契約書に署名する羽目になった。その後、家賃負担が重いことに気づいて解約を申し出たが、応じてもらえなかったという。女性は地元の消費生活センターに押し買い被害に遭ったと相談した。
東京都内の男性(83)は2021年4月、老後資金のために所有していた投資用マンションを業者から「築30年以上だと賃貸できない」などと言われ、強引な勧誘を受けた結果、格安の380万円で売却させられた。
男性は警察に相談したが、「契約書があり詐欺での立件は難しい」と取り合ってもらえず、今年4月、業者に市場価格との差額分など600万円超の損害賠償を求める訴訟
を東京地裁に起こした。男性は「詐欺的な手法で不動産を安く買いたたかれ、本当に許せない」と憤る。
国が注意喚起
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