2023年3月26日、中国メディアの新聞晨報は「日本人はどうして麻婆豆腐が好きなのか」と題した文章を発表した。
文章は、四川省の名物料理である麻婆豆腐が日本の「中華料理」における代表的なメニューの一つとして広く知られ、愛されていると紹介。麻婆豆腐が日本でスターダムに駆け上がった背
景には、四川料理の大家だった陳建民氏とその息子である陳建一氏の努力があったとし、その功労者である建一氏が先日死去した際には日本国内で大きな話題となったと伝えた。
また、辛い食べ物が苦手な人の多い日本にあって四川料理が流行したのも陳親子によるところが大きいとし、建民氏が1958年に東京で「四川飯店」を創業するに当たって麻婆豆腐を看板料
理とすることに決め、本場四川省の麻婆豆腐を完全に再現するのではなく、日本人の好みに合わせて辛さを弱め、マイルドな味にした日本式の麻婆豆腐を考案して売り出したところ大人気
になったと説明。麻婆豆腐は今でも日本人が好きな中国料理のトップに名を連ねる不動の地位を獲得し、建民氏が90年に死去すると、息子の建一氏、さらに孫の建太郎氏が日本で四川料理文化を広め続けているとした。
その上で、麻婆豆腐以外にも「日本式」に改良されたことで日本国内で大きな人気を博した四川料理として青椒肉絲(チンジャオロースー)と回鍋肉(ホイコーロー)を挙げ、青椒肉絲は
主に牛肉を用いるとともにタケノコを加えるという改良を施し、子どもたちのピーマン嫌い解消に大きく貢献し、回鍋肉については日本で手に入りにくかったニンニクの芽ではなくキャベ
ツを用い、豚肉も三枚肉ではない赤身肉を使用することで本場よりもあっさりとした「豚肉とキャベツのみそ炒め」となり、日本人の好みにマッチしたことを紹介している。
さらに、四川省を代表する麺料理である担々麺についても建民氏が改良を施し、ゴマペーストと少量のラー油をスープでのばして辛味をマイルドにしたスープ麺に仕立てたことで爆発的な
人気を博し、今では汁なし担々麺や冷やし担々麺などバリエーションが豊富になっていると伝えた。
(翻訳・編集/川尻)

(出典 news.nicovideo.jp)
|
<このニュースへのネットの反応>
元からある料理に唐辛子ぶっ込んだだけのクソマズ韓流食と違って美味いから
最近のレトルトのとかは山椒が効きすぎて辛いので苦手。食べなくなったなぁ。
好きだよ麻婆豆腐、本場とか言って山椒入ってるやつじゃない普通のやつだけど。
え? チンジャオロースーって元はタケノコ入ってないし肉も牛じゃないの????
中華料理自体普通に美味いもんなあ。日本国内の中華の多くは日本風にアレンジされてるからなおさら日本人の舌に合う。麻婆豆腐の場合、豆腐が日本人にとって馴染み深い食材なのもある。白米にも合う*。
ちょうど今日のお昼が麻婆豆腐だった。それも中国人の一家が経営する中華料理店で。その一家も陳氏ほどじゃないけど地元で何十年も愛されてる中華飯店で、本場と同じ味にしてくれと注文すると出してくれたりする。「いいのー?ホント辛いよー?」って中国語訛りの日本語で注意しながらね。まぁさすがに俺は試していないがw
中華料理は、最も美味しい料理の一つであることに異存はないが、日本で人気になったのは、日本人の好みに合わせたことが大きかったのかもしれんね。カレーもそうだもんな。陳健一氏に哀悼の意を表します。
豆腐だからってのが何よりでかいが、味の構成も辛ささえ抑えれば日本人向け。似た名前の麻婆茄子と比べると汁気の割合も多くする余地あるし可能なアレンジも多く、何より6味全部を調整可能というのが群を抜いて優れてるのが日本人にあってる。が、あくまでジャパナイズ前提だけどな。個人的には本場風も好きだけどあれはだいぶ話が変わる
牛肉使ったら青椒牛肉絲(チンジャオニウロースー)らしいね
陳建民氏の所謂「美味しい嘘」はほんま偉大だよ。美味しい料理の数々をありがとう
麻婆豆腐だけが好きな訳じゃないし、中華料理だけを賛美してるわけでもない。まあ、寒い時にもおいしいし、熱くて食欲無い時にも食べたくなる一品だと思うけど。
カライヨ
やっぱりそこで合うように工夫して入り口を整備するのが一番大事なんだよなあ いくら流行ってるとゴリ押ししようが合わん物は買わんのよ よく若者の○○離れと言うが若者に買ってもらえる努力はしたのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
陳健民氏の功績よな 嘘ってのは基本的には悪いものだ だがおいしい嘘はいい嘘だ
今日で食べられている中華料理の土台を作った偉大な親子だよ。干焼蝦仁(エビチリ)はお父さんの健民氏が日本人に合うよう試行錯誤し、晩年に完成させた物だと息子の健一氏は語っていた。
元から美味い料理がいい感じにローカライズされてるからな。個人的にはしっかり花椒が効いてるのが好みだけど。
「私の中華料理少しウソある。でもそれいいウソ。美味しいウソ」という日本向けアレンジの偉大さよ
何と言う事か、何にでも噛みつく辛口コメントの宝庫が、陳親子に対しては感謝に溢れている。ぬるい提示板等での褒め言葉より100倍重い価値ある事だと思う。 麻婆豆腐大好き♪
美味い。その一言に尽きる。
要するに初心者向けに味をアレンジしたということ。食通はやがてそれでは物足りなくなる。米国のテックスメックスがまさにこれと同じもので、メキシコ人はあれは米国料理だと言う。なお日本のメキシコ料理店のほとんどはデックスメックスである。代表はタコベル。
因みに中国では麻婆豆腐は四川など辛いものを好む地域の人達と一部の激辛マニアだけが食べるもので、食べたことがある人が全国民の一割居るかどうからしい。
日本人だけじゃなく配信ゲーム世界の神父キャラの大好物でもあるw
ご飯を美味しく食べられるようにアレンジできるものなら大体受け入れられるんだと思うぞ。麻婆丼、美味いからね。
丸美屋の麻婆豆腐の素で作る昔ながらの味が時々すごく食べたくなる。本場仕立てのビリ辛じゃないヤツね。
国共内戦で国民党側でたたかい国を出た方なので当然のことながら中国共産党にはものすごく嫌われてた方まぁ、それはそれとして日本の中華料理の父だと思う美味しい嘘は至言
>ゲスト:え? チンジャオロースーって元はタケノコ入ってないし肉も牛じゃないの???? < もともと豚肉だったのが牛肉大国のアメリカでアレンジされたんよ(´・ω・) ちな英語だと pepper steak (ピーマン焼肉)。タケノコは彩と箸休め(食感の異なるもので単調さを無くす)を担う付け合わせ(ガロニエ)の発想やね(´・ω・)
あと回鍋肉のアレンジも陳健民 氏のアイディアやね(´・ω・) 味付けも辛みを抑えて甘じょっぱい旨味が強く感じられるよう改良されとるねー(´・ω・)
既存の枠に囚われずに日本人が気に入るように改良したのだから日本人が気に入るのはある意味で必然。その開拓精神には敬意を表さざるを得ない。
陳家の功績は紛れもないのだが、一般への広い普及の最大の功績は『丸美屋の麻婆豆腐の素』ではないだろうか?と思う。個人的には、あれが無ければ麻婆豆腐というものの存在を知ること自体が遥かに遅くなっていただろう。
Cook Doは偉大なのだ。テレビコマーシャルも影響あったのだ(たぶん)
麻婆豆腐は素と豆腐だけで作れるからすげー安い。素にひき肉入ってるの多いけど豪華にしたい時はさらにひき肉を足してもいい。
陳健民さんの最大の功績は日本食に合わない八角の味付けを弱くしたことだと思うあの臭いはすべてを覆いつくしてしまうからほかの料理も味付けを濃くしないといけなくなる
昔は豆板醤なんて一般では手に入らなかったから、日本の味噌で代用してたな。それが母の味。店で食う本格麻婆は別の料理として楽しむ
本場の回鍋肉に使うのはニンニクの芽じゃなくて葉ニンニク。実際キャベツで作るより美味しい。葉ニンニクは日本では2月頃しか入手できないが、葱と大蒜で代用できる。
みんなレコチャイの記事だから分からないでもないが一応軽く記事には目を通そう。普通に記事内でも陳親子の功績だと書いてるぞ。私の世代だと陳建一氏の方が印象深いが、昨今増えた「本場の」などを付ける中華料理に関しても陳親子によって広く中華料理を周知されてなければ通用しなかったであろうことから、日本人の舌に合う調理を行って広めた陳親子は本当に偉大だと思う。
そもそも衛生的な製造環境が作る必要があって迅速な流通させなければいけない豆腐が中国で買えるわけないだろうと思って調べたら、中国で一般的に買えるのは乾燥豆腐や毛豆腐なるカビの生えた豆腐とかそんなのしか出てこなかった、材料の豆腐が全く別物なのだから日本の麻婆豆腐は日本料理扱いでいいだろ
中国でもこの記事を書いた人でもなく陳親子が偉いのよ
セブンイレブンの麻婆豆腐焼そばをいつも買ってしまう
安い。豆板醤、ひき肉、ネギ、豆腐、鶏がらスープ、味噌、片栗粉、ごま油、を順に入れるだけ。量も適当でいける。で美味しいんだから最強です。
日本のご飯に合うからね
コメント
コメントする