環境負荷などの観点から注目されている昆虫食(写真はコオロギパウダー入り玄米スナック)。今の社会を維持するのに、この流れは本当に有用か? もう少し幅広い議論があってもいいのでは

環境負荷などの観点から注目されている昆虫食(写真はコオロギパウダー入り玄米スナック)。今の社会を維持するのに、この流れは本当に有用か? もう少し幅広い議論があってもいいのでは


あらゆるメディアから日々、洪水のように流れてくる経済関連ニュース。その背景にはどんな狙い、どんな事情があるのか? 『週刊プレイボーイ』で連載中の「経済ニュースのバックヤ

ード」
では、調達・購買コンサルタントの坂口孝則氏が解説。得意のデータ収集・分析をもとに経済の今を解き明かす。今回は「昆虫食」について。

*  *  *

「コオロギ食など昆虫食はほとんど意味がないと思います」とテレビ番組でコメントしたらちょっとした騒ぎになった。コオロギ食を紹介する企画をほぼ否定しただけではなく、スタジオの雰囲気を壊したからだ。スタジオはかなり過熱してしまった。

私は芸能人ではなく、心も強くないのでエゴサーチなるものができない。ただその日以降、仕事で会う人たちから「切り抜き動画を見ました」といわれ、当連載をご担当いただいている編集の星野晋平さんからも「話題ですね」とメールが来た。

週末にライブハウスに行ったら、メロディックデスメタルバンド・THOUSAND EYESのボーカルDOUGENさんから突然に手を差し出され、「コオロギの握手です」と言われた。

もっとも私たちは自由主義社会にいる。コオロギ食を研究したい人はすればいいし、誰も止める権利はない。反対者にコオロギ食の凄さを見せつければいい。その上で、環境負荷や食料安全保障などの観点から考える私の意見は次の通りだ。

【1】そもそも日本はフードロスが多く、年間522万tといわれる。東京ドーム4杯分ほどだ。私は仕事で食品流通の方々とかかわりがあったが、加工食品は次々に返品されたり廃棄されたりしていく。

         食品廃棄物のイラスト


賞味期限が迫れば小売店は置いてくれず、期限の大部分が残っていなければ納品もできない。業界は期限の延長に力を入れているが、それでもかなりの量が捨てられ、廃棄にもエネルギーを要している。

さらに流通の上流である農家の段階でも、せっかく出荷間近の食料を価格暴落などの理由で捨てる様子がニュースになることがある。下流の家庭でも食べ残しや作りすぎで捨てる量は少なくない。

【2】コオロギなど食用昆虫は養殖時に飼料として穀物などが使用される。食料危機時にはそれらが輸入できない状況に陥るのではないだろうか。廃棄済み食品等でも養殖できるのかもし

れないが、まずは廃棄を減らしたり、あるいは同じく廃棄済み食品で養殖できるほかのたんぱく源と比較したりするほうが先だろう。

よく1㎏生産するのに必要な飼料の量は牛や豚や鳥や魚よりコオロギが優位だといわれるが、そもそもコオロギなどの虫を、牛や豚や鳥や魚と同じようなレベルで大量生産し、コスト削減を図るのは可能だろうか。コスト的に見合わないのでは。

【3】批判や異論があるのは承知しているが、遺伝子組換えやゲノム編集で新たな商品を作るほうが、私は可能性があると思っている。

たとえばゲノム編集のトマトやマダイなど、栄養素や可食部分を増やした事例がある。遺伝子組換え食品は理屈を超えて食べたくない人もいるだろうから無理強いはできないが、コオロギと比べてどうだろうか。

私は、ほんとうに食料危機になったら日本人はコメを食ってしのぐしかないと考えている。そしてそれ以前に、そもそも日本においてはあまり過剰に食料危機を煽(あお)るべきではない、という立場でもある。

冷静に考えたい。イデオロギーから反対するのは馬鹿げている。私の理屈が間違っていたら教えてほしい。素直に考えを修正したい。

そうそう、話をテレビ番組のスタジオに戻す。白熱したゆえに、「虫ゆえに無視はしませんがねえ。わはっは」というギャグを言い忘れた。

●坂口孝則(Takanori SAKAGUCHI) 
調達・購買コンサルタント。電機メーカー、自動車メーカー勤務を経て、製造業を中心としたコンサルティングを行なう。『営業と詐欺のあいだ』など著書多数。最新刊『調達・購買の教科書 第2版』(日刊工業新聞社)が発売中!

環境負荷などの観点から注目されている昆虫食(写真はコオロギパウダー入り玄米スナック)。今の社会を維持するのに、この流れは本当に有用か? もう少し幅広い議論があってもいいのでは


(出典 news.nicovideo.jp)

昆虫食(こんちゅうしょく、英語: Entomophagy, Insect eating)とは、ハチの幼虫、イナゴなど、昆虫を食べることである。食材としては幼虫や蛹(さなぎ)が比較的多く用いられるが、成虫や卵も対象とされる。先史時代から人類は昆虫べ、現在もアジア、中南米、アフリカなど124か国で一…
113キロバイト (15,200 語) - 2023年3月18日 (土) 14:42


昆虫食が意味がないという言葉には、何かしらのエビデンスが必要だと思います。もし、昆虫食が健康や環境に悪影響を与える場合は、その理由が明らかになることが必要です。

<このニュースへのネットの反応>

コオロギコオロギ騒いでる*マスゴミを正論で殴りつけるのやめたげてよぅ





「科学的にそうだから」


ホントに誰か教えてくれないかなぁ~「コオロギ食は、X染色体に異常をきたす事が立証されている」に関しての反論を・・・。


細かいのは抜きにして昆虫食はイヤだ


コオロギ以前に中華品というのが安全性的に無理


1キロ生産するのに必要な飼料の話が出てくるが、牛豚鳥と一緒くたにするんじゃなくて、その中でどれが効率がいいのかに注目するべき。牛を減らせば問題の大半は解決する。フードロスの話は昆虫食とは無関係なのでカット。


あとあれな毒物特に妊婦には絶対に食べさせないと中国ですら言ってるものを選択する理由がない


【1】が全てよな、1日に1万t以上の食品廃棄出しといて食料不足て。


農家に減反を強要して休耕田だらけにしといてやる事が謎のコオロギ推しですからね、そりゃ利権の黒い影も疑われるって話。


「休耕地もフル稼働!出荷調整なし!!生乳も全出荷!!!それでも栄養足りないのライダー助けて!!」って言うならわかるけれどたんぱく源となるライバルを全部抑えて「お前喰うものが無いんだろ?コオロギ喰えよwww」は頭おかしい、尤も既存食品がそんだけ強いことの証左なんだが


「豊かで不自由のない生活」というのは、結局のところ「物が大量にあって欲しい時に手に入る状態」だと思うんです。それは必然的に大量の廃棄も生むので、「生活のレベルを下げずに廃棄だけ減少させる」のは不可能だと思いますね。


まぁねぇ、だから大事なのは「保存技術」なんだよね。例えば超音波凍結とかを推進すればフードロスは減らせる。食料生産の自動化・無人化も一日も早い実現を。・・・コオロギ?ほんと力抜けるなぁ


仮に昆虫食が一定支持を受けたとしたらその後が大変なんですけどね。日本ではどうやたって「民間事業」にはならない、海外が既に何十年も前から虫の養殖なんてやってて価格差で勝てませんからね、その結果は「虫原料は安価な海外頼り」。若し延々と補助金で支えるって無茶苦茶やるなら既存の農家酪農家を支えればいいじゃんで終わる。特に養鶏(効率が虫と優位に変わらない)。


虫食ってるところは他にタンパク質とれる食材少なかったり、そもそも虫自体が豊富に取れるから成り立つんであって、実際に繁殖育成なんてやってたらコストかかってしかたない、無駄の極み


 そんなに食いたいならマスコミ関係者や政治家に専属で食わせろやっ!!(# ゚Д゚) 学校の給食なんてもっての他wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


上の方にアホコメがあるが、大豆は日本以外牛の餌。


ん?NGにしてなかったの?w牧草が【メイン】って言ってるじゃん?それしか食わないなんて言ってないじゃん?【ゼロか万かしかない】の君www君の基準だと黒毛和牛はビールだけ飲んでそうwwwwwでもって牛*の代わりになる質・収集効率のいい肥料のアテはあるの?w


地元だと、飼料に混ぜて魚の養殖のエサにしてると言ってたな


安全性は知らんが穀物がエサならコオロギと言わず穀物食ってるだろう、最近押してる理由はSDGsというより自給率上げの為だし


食品Aを消費して食品Bを作るなんて食品Aの値段が下がってるから相場を上げたい他国の政策でしょうから無視無視、食料からエタノールと同じく価値がない


フードロスやコオロギである必要性が薄い時点で最初から広まりようが無かったっていうのも有るけど、何よりやり方が悪過ぎた、たとえイナゴの佃煮とかであっても不自然なゴリ押しはそりゃあ反発が出るに決まっている「急いては事を仕損じる」の典型だよ。


玄米1合でたんぱく質10g、1日必須たんぱく質80g、そりゃ全部玄米で補うのはきついけれど最悪玄米でもなんとかなる選択肢があるってのは事実、そして大豆はもとより、鮭や鶏卵はコオロギよりずっと効率が良い、知れば知るほどコオロギの存在価値がなくなるw


マスコミと昆虫食を推進している政府関係として働いている奴らだけコオロギでも食ってろよ。それ以外の人たちは普通の食い物食うし、フードロス無くすことから始めるからよ


もう『コオロギ』って単語に、『日本政府主導の中国製詐欺商品』って印象が植え付けられちまったよ。。。コオロギが秋の風物詩だった記憶をカエシテ…カエシテ…


>ねこ 自民以上に国益を重視し外圧に負けない政党をまず用意して…?そんな政党が居るなら乗り換えるのに未練なんて欠片もないし


昆虫育てるのにも餌は必要だし病気や温度の変化に弱すぎるから管理コスト考えたら必要な餌の量と手に入るたんぱく質の比がそこまで変わらない鶏でいい コオロギと違って鶏はおいしいし卵も採れるし何よりノウハウがある


まぁ、コオロギ推すより耕作放棄地で畜生のエサなり他の農作物作れよってなるよね。


ぐだぐだ言ってないで牛乳飲め。売りたきゃ途上国に売れや


コオロギの養殖なんかしたら、逃げ出して野生化し生態系をぶち壊すのが確実なので、絶対やめろ。昆虫が食いたければ、稲に農薬散布するのをやめて日本在来種のイナゴを食え。


昆虫食自体は選択肢を増やす事で悪い訳では無いけど、それだったら絹を採った後のカイコを有効利用とかしないのかなってなる。実際食べてるとこもあるみたいだし。


わざわざ養殖すんなw コオロギしか喰えるもの無くなったら喰えばいいんだよwそんな事ありえんわw


昆虫食進めるならそもそもコオロギみたいな難易度高い物より、低いものにしたら?もっと言えば、日本は山でも育てられる可食の植物増やすとかさ。まぁ第一はフードロスを減らす方法を考えることだな。各家庭で調理する率が高い日本はどうしてもフードロスが起きやすい。それを減らすための販売形態とか考えるほうがずっと実益あるんじゃない?


わざわざコオロギなんて育てなくてもたまに蝗害としてイナゴが大量発生しとるやん。あっちを何とか捕獲・有効利用できる方法でも編み出した方が有用じゃね?


政府は精神的苦痛を強要するのが仕事か?飯に困ってる国だけがやればいいことだ


危険観光>あれはイナゴじゃなくてバッタ(正確には突然変異したトビバッタ)。しかも中身はスカスカで何でも食うから毒の心配もある。とても食えたものじゃないよ。


ほんとコオロギ騒ぐ前に大量生産大量廃棄を減らすべきだよな


新食材研究してるだけでコンビニやファミレスのチェーンが出しまくってる廃棄食材の責任なすりつけられるの気の毒すぎるだろ。フードロスなくせって騒いでる人間はコオロギ叩きのとき以外フードロスのこと考えてないに1億ペリカ


結局コオロギが逃げ出して近場の水田を食い荒らすのがオチだぞ


人間が食わない・食えない物を餌にして育ってくれるならまだしも、厳選した大豆(高タンパク質)やトウモロコシ(高タンパク質)を与えて、「ほ〜ら、コオロギは高タンパク質やでぇ」って*みたいな事をやってる。それに生き物である以上はエネルギーとして消費していくわけで、ホントマジで意味がない。大豆やトウモロコシ加工して保存食やサプリメント作れよマヌケ。


家畜の肉や植物性タンパク質を持った野菜や穀物、どれもが供給が絶たれた状況下でも昆虫食なら絶対に安定供給できる根拠って何?


>トウモロコシ(高タンパク質)…流石に同量の大豆の約10分の1(100gあたり34g)で玄米の約2分の1(100gあたり7g)ほどしかたんぱく質がないトウモロコシ(100gあたり3.6g)を高たんぱく扱いは無理があるwww(確かに白米よりは上だけど)人間が食えるものをわざわざコオロギに食わせる意味はないってのは心底同意


牛の牧場を大豆畑に変えればタンパク質不足は解消する。中南米には熱帯雨林を伐採して1平方キロに牛一頭の低密度飼育を売りにしている高級牛肉があるが、まずこういうのを問題にすべき。


>ccx 牛アンチまだ言ってて笑うw熱帯雨林伐採とコオロギ問題は完全に別だし生乳捨てたって牧草は戻ってこない上食用コオロギは牧草を餌としない、もっと言えば今日本においてたんぱく質が不足してる兆候すらないし補うにもコオロギは非効率、どんだけ現実見えてないんだwwwwww


タンパク質が欲しけりゃ大豆でいいやん


農業生産に掛ける手間が過剰で生産調整さえ行っている日本で昆虫食に頼る必要があるとはちょっと思えませんが、百歩譲っても蚕でいいのでは? イナゴやコオロギと違って養殖が容易ですし、絹糸を取った後の蛹という本来なら産業廃棄物になるものを活用でき、一部では昔から食用としていた歴史もあるわけで。それを差し置いてなぜ実績ゼロに近いコオロギなのか……。


すでに肉が食えずタンパク質は大豆中心の自分にとっては、高くてどう考えても量の少ない昆虫食のために大豆が手に入らなくなるのは本末転倒。コオロギパウダー入り○○より煎り大豆の方が安くて腹が膨れるし