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    子供にはどんな名前をつければいいのか。命名研究家の牧野恭仁雄さんは「『キラキラネーム』はやめたほうがいい。名前で性格や生き方が決まるわけではないが、他人や社会に背を向けたような名づけをすれば、その感覚、姿勢が子供に伝わってしまう」という――。

    ■キラキラネームは新しい流れではない

    まず、つぎの名前をざっと見てほしい。

    丸楠(まるくす) 森英児(もりえーる) 亜歴山(あれきさんどる)
    武良温(ぶらうん) 真柄(まーがれっと) 美可悦(みかえる)
    彼得(ぺーとる) 利茶道(りちゃーど) 六十里二(むっそりーに)


    荒木良造『名乗辞典』(東京堂出版)

    「あ、平成の時代のキラキラネームか」と思う人も多いかもしれない。でも、これらは昭和のはじめにつけられた名前である。こうした奇抜な名前というのは、平成の新しいトレンドのように言われていたが、じつは古い名づけのひとつなのである。

    有名なところでは、森鴎外や与謝野晶子が子につけた名前も当時としては珍名だった。奇抜な名前は古くからあちこちで見られたが、大勢の人がマネをして流行になることもなかった。

    戦後になってから、1950年代~80年代あたりまでは、奇抜な名前はあまりつけられなかった。その時の親たちは、慢性的な貧困と飢餓の時代に育ったうえ、日中戦争や第2次世界大戦というすさまじい体験をした人たちだった。

    ■平成に増えはじめ、令和に入って下火になった

    ところが平成になってから、1990年代以後、奇抜な名前は再び増えはじめた。

    皇帝(しいざあ) 一二三(わるつ) 今鹿(なうしか)

    などといった名前がTVや雑誌で紹介され、キラキラネームと呼ばれ、今度はマネをする人が増えてひとつの流れになった。つけた親たちはおおむね1960年代なかば以後、高度成長からバブル期にかけて成長した人たちである。

    令和になってからは、平成の時に見られた極端なギャグのような名前は下火になった。そんな名前を見ても誰も驚かず、陳腐にさえなっている。

    今、名づけをしている親たちは、平成の世に育っている。平成は経済が低迷し、雇用も安定せず、災害も多発した時期である。

    このように奇抜な名前というのは、多かった時期と少なかった時期とを比較するとわかってくる。先の見えない、緊迫した社会にいた人はあまり奇抜な名前はつけず、安定した環境の中で

    計画的な生き方をしてきた人たちが奇抜な名前が好きになる、という対称的な傾向が見えてくるのである。

    ■個性を実感しにくい社会を背景に生まれた

    キラキラネームは、背景にある社会をぬきには語れない。

    戦争のあった時代は、多くの若者が人生なかばで亡くなっただけでなく、生き残った人たちも、一人ひとりにみな違う苦難のドラマがあり、将来のことをあれこれ案じながら必死に生きる道を模索した。そんな時代は、人によって生き方が違うのはあたりまえだった。

    しかし戦後、経済成長が続く時代になると、日本中に仕事人間、会社人間があふれ、地位や高収入を得るための競争の時代になった。競争社会ではみなが同じ目標に向かって同じ努力をす

    る。会社は何をやっても順調にいき、社員の実力の違いはわかりにくくなり、人はペーパーテストや学歴で分類され、受験競争が激化する。

    そして多くの家庭では、「勉強して有名校へ行け。エリートの道を進め」と子供を受験勉強に駆り立てることが子供の教育だということになった。

    みなが小学校から大学まで通ったあとサラリーマンになる、という似た生き方になり、それが安定した模範的な生き方だとされた。こうして競争ばかりさせられた人たちは、「自分なりに努力した。成果はあった」とは思えても、自分自身で人生を作ったという実感はなかった。

    1990年代から増えた、キラキラネームとよばれた奇抜な名前は、こうした社会を背景に生まれたのである。


             寿限無のイラスト(落語)

    ■つける親たちに共通していたのは過剰適応

    そうした名前をつける親たちは、「個性」「自由」をさかんに口にし、人に読めない、男女不明の名前を好んだが、それでいて「本や雑誌に出ている」「TVでとりあげられた」「みんなが

    やっている」「平凡な名前だと思われたくない」「人のつけない名前を」などと、他人にばかり目を向けていた。

    これに対して批判的な人たちもいた。何てアホな親だ、と思う人も多かった。

    どちらも誤解である。

    キラキラネームは個性とも、知能とも関係はないのである。つける親たちに共通していたのは過剰適応である。人に逆らって自分で道を切り開いたような体験は無く、仲間はずれになること、取り残されることを恐れ、器用に流れに乗ってきた。

    そうした人たちの心の奥には、「もう指示されるのはたくさんだ」という叫びがある。そしてわが子の名づけが「人との違い」を示せる場になってしまっていた。そう見ればかわいそうなことなのである。

    名づけは社会の鏡である。名づけの傾向から、どういう社会なのかが見えてくるのである。

    ■戸籍のふりがなは、キラキラネームの場合どうなるのか

    奇抜な名前というのはほとんどの場合、ふりがながないと読めない。そして名前のふりがなは、これまでは住民台帳には書かれても、戸籍には書かれなかった。

    ところが今後は戸籍にもふりがなを記載する、と政府は言い出し、3月には閣議決定もした。個人のよび名を確定することは、行政の効率化や犯罪防止のためには望ましいことではある。

    ただ、ふりがなは戸籍にカタカナで記載するという。カタカナは「ユ」と「コ」、「シ」と「ツ」などを読み違えしやすい。カタカナに決めた理由は謎である。

    そして私たち全国民は一定の期間内に、自分の名前の読み方を届けることになる。

    それはどんな読み方でもいいのか。キラキラネームはどうなのか。そういったことが今あちこちで話題になっている。

    これについては、「氏名に用いる文字の読み方として一般に認められているもの」というルールが設けられる。そして漢字と反対の意味になってしまうとか、読み違いみたいに見えるもの、例えば、高(ヒクシ)、太郎(サブロウ)などの読み方は認められなくなるという。

    あまり知られていないことだが、以前にも希望した人には、戸籍の名前にふりがなを登録できる制度があった(昭和56年5537通達)。そのふりがなも、漢字と関連性のない非常識なもの(高をヒクと読む、など)はダメということになっていた。

    今回も言っていることは同じようなことだが、今度は全国民が対象なので、これまで野放しだったキラキラネームも規制の対象になる、と受け取れる。

    ■「一般に認められている読み方」では意味がわからない

    しかし、高(ヒクシ)、太郎(サブロウ)などという浮世ばなれした例ではなく、現に世の中に氾濫している奇抜な名前がどう線引きされるのか、私たちが知りたいのはそこである。キラ

    キラネームに決まった定義もないし、「一般に認められている読み方」と言われても意味がよくわからない。今のところ雲をつかむような話である。

    もし届けた読み方が辞典にのっていなかったら、届出人に説明を求めたうえで判断するそうであるが、例えばこんな届け出があったらどうするか?

    光宙(ぴかちゅう) 明日(ともろう) 海(まりん)

    などのふりがなは、漢字から連想できて一般に認められているのだろうか。そんなことに役所の職員が明確な答えをもっているわけでもない。もちろん一人ひとりと口論するつもりもないだろうから、「とにかく何とでも説明すりゃいい」ということになるのではないか。

    戸籍法を改正する前の段階で作られる要綱案でも、「すでに使われている読み方は原則として認める」と述べている。あたりまえである。現にその名前で生活している人に、「法律が変わったからよび名を変えなさい」などと無茶なことを言えるはずはない。

    つまりキラキラネームであろうがなかろうが、私たちの名前の読み方はそのまま認められる、と思っていいのではないか。

    ■基準は「音・訓・名乗り」の3種類の読み方にするしかない

    では新たに生まれた子の名前のふりがなはどうなるのか。すでにつけられた名前については何でもOKで、赤ん坊の名前にだけ条件をつける気なのか。

    それは法律上、できないことではない。

    これまでは名前の読み方について法律上の規定はなく、役所に審査義務もなかった。今回は「一般にみとめられているもの」という条件が出されたので、意味はよくわからなくても規制が生まれたことになり、役所の審査対象にもなる。

    ただ規制をするならするで、具体的な基準がなければ個々の名前を判断できない。

    「例えばこんなふりがなはダメですよ」というリストを配布する案もあるそうだが、名前とい

    うのは無数に作れるから、そのリストにない名前はいくらでも出生届に書かれて出てくる。つまりダメだという例を挙げても役には立たないのである。

    基準というのは、出生届を出す前に誰もが調べられなければ意味がない。そういう全国一律の客観的な基準となれば、それは正式な辞典(名づけの本やサイトではない)に載せられている、「音・訓・名乗り」の3種類の読み方にするしかないのである。

    その範囲ならよろしい、と決めれば、その後の日本人の名前はすべて正しい読み方になる。特別大変な作業もいらず、金もかからない、簡単なことである。

    ■令和の時代にもキラキラネームの残り火がくすぶっている

    令和の時代は、かつてキラキラネームと呼ばれたような奇抜な名前の流行は去ったが、まだ残り火はくすぶっている状態ではある。例えば、

    陽葵(ひなた) 満星(まほ) 颯(はやと)

    などのように、耳で聞いたら普通の名前でも、無理な漢字をあてたため読めない、という名前は依然として多く、減る気配はない。

    なぜなのか。その背景には何があるのか。

    今の時代は、個人情報をもらすと、どこで悪用されるかわからない。多くの人が社会そのものを警戒している。自分のことを人にくわしく知られたくない。だから友人知人にしか読めない名前のほうが何となく安心できる。そのことが読めない名前を増やしているのではないか。

    だとすれば話はわかる。社会が安全な場所でないことは、もはや世界の常識である。

    ただ、そうした個人の感情とか、また役所の事務がどうこうという話の前に、人の名前というのは、基本的に大切なことがある。

    ■読めない名前は必ず誰かの迷惑になる

    子供はやがて学校に通い、病気になれば医者の世話になる。今、読めない名前のために教育現場や医療現場は仕事の負担が大きくなっているが、医師や教師は我慢して苦情は言いたてないし、名づけをする親も見えない人たちには気をまわさない。

    本人が社会へ出れば、厳粛な場で氏名を呼ばれることもある。読めない名前では読み間違いされたり、あまりに奇抜な名前は失笑を買ったりすることもある。

    もし意識不明の状態で病院に搬送でもされたら、読めない名前のために混乱して処置が遅れたり、運悪く患者を取り違えたりしたら他人の命にまで関わる。

    そういうことをあれこれ考えながらやるのが名づけである。でも実際は「人に読めなくても気になりません」「こう読ませりゃいいでしょ」と言う人も少なくない。それはその人の知能が

    低いのでも、性格がゆがんでいるのでもない。社会という言葉を聞いても知人の顔しか浮かばず、知らない人がひしめく広い社会のイメージが浮かばないのである。


           
            入学式のイラスト「クマ」

    ■じつは名前は「社会の共有物」である

    「名前は本人の持ち物だ、どう扱おうが自由だ」と誤解されることもあるが、じつは名前というのは社会の共有物なのである。看板やポスターと同じで、作る時は個人の作品でも、公共の

    場に貼り出されたら社会の共有物である。自分が作るのだから何を描こうが自由だ、人に読めなくてもいい、というものではない。

    もちろん名前によって本人の性格や生き方が決まるわけではないが、名づけをした時の親の感覚、姿勢というのは子に伝わりやすい。他人や社会に背を向けたような名づけをすれば、その感覚、姿勢が子に伝わってしまう心配はある。

    文字というのは、読み方のルールがあってはじめて社会で機能するもので、漢字の読み方は個人が勝手に決めるものではない。そんなことをすれば漢字は文字として機能せず、名前も本人にしか読めなくなって名前として機能しなくなる。

    筆者自身も恭仁雄(くにお)という誰にも読めない名前のため、人さまに散々迷惑をかけてきた。自分だって、読めない名前の人から手紙などいただけば、「カナくらいふってほしいよ」と言いたくなる。

    ■「この名前で本当に納得できるか」と自問自答をくり返す

    そこで、ぜひとも世に広まってほしいのは、自分の人生体験、社会体験としての名づけなのである。自分自身の意志と感性で、量より「質」に目を向ける名づけである。

    例えば他人のやっている名づけをキョロキョロ気にしたり、片手でスマホをいじったりしながら、どこかの誰かが大量にまいた名前をながめても、それは体験ではない。自分という人間がどこにも居ない。

    名前をつける相手は、まぎれもない自分自身の子である。子供の名前は、何十年もの長い人生の中で、さまざまな場面で本人も他人も使う大切なものである。そのことを実感しながら、「この名前で本当に自分が納得できるか」と自問自答をくり返す。

    それが自分を見失わない、自分ならではの体験である。このような名づけであれば、本人や他人が困るような名前にたどりつくことはないのである。

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    牧野 恭仁雄(まきの・くにお)
    命名研究家
    早稲田大学理工学部卒。一級建築士。名づけの研究を40年以上続ける。これまでに受けた命名相談は12万件、鑑定した名前の数は100万以上。著書に『赤ちゃんの名前辞典』(主婦の友社)、『子供の名前が危ない』(KKベストセラーズ)などがある。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Poravute


    (出典 news.nicovideo.jp)

    キラキラネームあるいはDQNネーム(ドキュンネーム)は、伝統的でない当て字、外国人名、創作物の登場人物名などを用いた奇抜な名前の総称。 1990年代半ば以降から増加し、命名は親の責任であるためにその者の親の自己満足・教養の無さが露呈する名付けと言われ、2000年代にはインターネットスラングとしてD…
    30キロバイト (4,254 語) - 2023年3月11日 (土) 00:46


    「本当に子どものためになっているのか考えて欲しいですね。将来的に、読めない名前が原因で仕事に差し障りが出る可能性もあるでしょう。キラキラネームをつけるのは、やめたほうがいいと思います。」

    <このニュースへのネットの反応>

    【【名前】「命名において重要なのは読みやすさ!キラキラネームは誰かの迷惑になる?」】の続きを読む


    画像はイメージ

    クレームをつけてくる人は、頭に血がのぼっていて冷静な判断ができなくなっていることも。神奈川県の30代男性(サービス・販売・外食)が、ある飲食店で起きた衝撃クレーマー目撃談を教えてくれた。そのクレーマーは来店すると

    「この間、ここで出てきたうどんがヌルかったぞ!ふざけるんじゃない!!」

    と苦情をぶつけてきたという。(文:okei)

    「良いか?二度とそんなことはするんじゃないぞ!」と言われても…

    客のクレームはなおも続く。

    「いいか?俺は大概のことは目をつぶるが、この間のうどんがヌルかったのは頭にきた!良いか?二度とそんなことはするんじゃないぞ!」

    そこで店員が「お客様申し訳ございませんが…」と切り出したが、クレーマーは

    「口答えするんじゃない!」

    と取りつく島もない。それでも店員が再び「お客様…」と返すと「なんだよ!文句あるのか!?」と再び威圧。店員は、こんな一言を返したという。

    「当店、うどんは扱っておりませんでして……」

    まさかのクレームをつける店を間違えるという大失態だった。その後については

    「クレーマーが『分かればいいんだ』と言って外に出ていきました。ちなみに牛丼チェーンにて起きた事件でした」

    と書いていた。

    ※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9

    「うどんがヌルかったぞ!」牛丼屋で衝撃クレーム 「お客様、当店でうどんは扱っておりません」と言われて退店


    (出典 news.nicovideo.jp)

    日本最大級の企業口コミサイト「キャリコネ」が転職サービスを本格スタート ^ キャリコネの理念 キャリコネ キャリコネニュース キャリコネ (@careerconne) - Twitter キャリコネ転職 (@jobcareerconne) - Twitter キャリコネニュース (@kigyo_insider)…
    3キロバイト (235 語) - 2022年12月15日 (木) 17:44


    「その方は味覚障害でしょうか?」と疑ってしまうようなクレームですね。牛丼屋でうどんが出てくることはまずないでしょうし、言い方ももう少し丁寧にできなかったのでしょうか。

    <このニュースへのネットの反応>

    【【クレーム】「うどんがヌルいとか冗談でしょ?」- 牛丼屋の店員がクレームに困惑】の続きを読む


    環境負荷などの観点から注目されている昆虫食(写真はコオロギパウダー入り玄米スナック)。今の社会を維持するのに、この流れは本当に有用か? もう少し幅広い議論があってもいいのでは

    環境負荷などの観点から注目されている昆虫食(写真はコオロギパウダー入り玄米スナック)。今の社会を維持するのに、この流れは本当に有用か? もう少し幅広い議論があってもいいのでは


    あらゆるメディアから日々、洪水のように流れてくる経済関連ニュース。その背景にはどんな狙い、どんな事情があるのか? 『週刊プレイボーイ』で連載中の「経済ニュースのバックヤ

    ード」
    では、調達・購買コンサルタントの坂口孝則氏が解説。得意のデータ収集・分析をもとに経済の今を解き明かす。今回は「昆虫食」について。

    *  *  *

    「コオロギ食など昆虫食はほとんど意味がないと思います」とテレビ番組でコメントしたらちょっとした騒ぎになった。コオロギ食を紹介する企画をほぼ否定しただけではなく、スタジオの雰囲気を壊したからだ。スタジオはかなり過熱してしまった。

    私は芸能人ではなく、心も強くないのでエゴサーチなるものができない。ただその日以降、仕事で会う人たちから「切り抜き動画を見ました」といわれ、当連載をご担当いただいている編集の星野晋平さんからも「話題ですね」とメールが来た。

    週末にライブハウスに行ったら、メロディックデスメタルバンド・THOUSAND EYESのボーカルDOUGENさんから突然に手を差し出され、「コオロギの握手です」と言われた。

    もっとも私たちは自由主義社会にいる。コオロギ食を研究したい人はすればいいし、誰も止める権利はない。反対者にコオロギ食の凄さを見せつければいい。その上で、環境負荷や食料安全保障などの観点から考える私の意見は次の通りだ。

    【1】そもそも日本はフードロスが多く、年間522万tといわれる。東京ドーム4杯分ほどだ。私は仕事で食品流通の方々とかかわりがあったが、加工食品は次々に返品されたり廃棄されたりしていく。

             食品廃棄物のイラスト


    賞味期限が迫れば小売店は置いてくれず、期限の大部分が残っていなければ納品もできない。業界は期限の延長に力を入れているが、それでもかなりの量が捨てられ、廃棄にもエネルギーを要している。

    さらに流通の上流である農家の段階でも、せっかく出荷間近の食料を価格暴落などの理由で捨てる様子がニュースになることがある。下流の家庭でも食べ残しや作りすぎで捨てる量は少なくない。

    【2】コオロギなど食用昆虫は養殖時に飼料として穀物などが使用される。食料危機時にはそれらが輸入できない状況に陥るのではないだろうか。廃棄済み食品等でも養殖できるのかもし

    れないが、まずは廃棄を減らしたり、あるいは同じく廃棄済み食品で養殖できるほかのたんぱく源と比較したりするほうが先だろう。

    よく1㎏生産するのに必要な飼料の量は牛や豚や鳥や魚よりコオロギが優位だといわれるが、そもそもコオロギなどの虫を、牛や豚や鳥や魚と同じようなレベルで大量生産し、コスト削減を図るのは可能だろうか。コスト的に見合わないのでは。

    【3】批判や異論があるのは承知しているが、遺伝子組換えやゲノム編集で新たな商品を作るほうが、私は可能性があると思っている。

    たとえばゲノム編集のトマトやマダイなど、栄養素や可食部分を増やした事例がある。遺伝子組換え食品は理屈を超えて食べたくない人もいるだろうから無理強いはできないが、コオロギと比べてどうだろうか。

    私は、ほんとうに食料危機になったら日本人はコメを食ってしのぐしかないと考えている。そしてそれ以前に、そもそも日本においてはあまり過剰に食料危機を煽(あお)るべきではない、という立場でもある。

    冷静に考えたい。イデオロギーから反対するのは馬鹿げている。私の理屈が間違っていたら教えてほしい。素直に考えを修正したい。

    そうそう、話をテレビ番組のスタジオに戻す。白熱したゆえに、「虫ゆえに無視はしませんがねえ。わはっは」というギャグを言い忘れた。

    ●坂口孝則(Takanori SAKAGUCHI) 
    調達・購買コンサルタント。電機メーカー、自動車メーカー勤務を経て、製造業を中心としたコンサルティングを行なう。『営業と詐欺のあいだ』など著書多数。最新刊『調達・購買の教科書 第2版』(日刊工業新聞社)が発売中!

    環境負荷などの観点から注目されている昆虫食(写真はコオロギパウダー入り玄米スナック)。今の社会を維持するのに、この流れは本当に有用か? もう少し幅広い議論があってもいいのでは


    (出典 news.nicovideo.jp)

    昆虫食(こんちゅうしょく、英語: Entomophagy, Insect eating)とは、ハチの幼虫、イナゴなど、昆虫を食べることである。食材としては幼虫や蛹(さなぎ)が比較的多く用いられるが、成虫や卵も対象とされる。先史時代から人類は昆虫べ、現在もアジア、中南米、アフリカなど124か国で一…
    113キロバイト (15,200 語) - 2023年3月18日 (土) 14:42


    昆虫食が意味がないという言葉には、何かしらのエビデンスが必要だと思います。もし、昆虫食が健康や環境に悪影響を与える場合は、その理由が明らかになることが必要です。

    <このニュースへのネットの反応>

    【【食料】坂口孝則「昆虫食はほとんど意味がない」と言った理由とは!】の続きを読む


    きゃりーぱみゅぱみゅ”は、もともと高校時代、よく被っていた金髪のウィッグを見た友人から冗談で外国人風に“きゃりー”と呼ばれていたのが起源で、その後ブログの開始に伴い、“きゃりー”では短くて物足らず、八木真澄の同名の一発ギャグにあたる“ぱみゅ”をかわいいと思い拝借“ぱみゅぱみゅ”を、“きゃりー
    96キロバイト (12,380 語) - 2023年3月21日 (火) 08:46
    きゃりーぱみゅぱみゅさん、ご結婚おめでとうございます。お幸せに!

    1 フォーエバー ★
    3/21(火) 0:36配信

    スポーツ報知
    きゃりーぱみゅぱみゅ(左)と葉山奨之

     歌手・きゃりーぱみゅぱみゅ(30)が21日未明、自身のSNSで俳優の葉山奨之(27)と結婚したことを発表した。

     「いつも応援してくださっているファンの皆さま いつも支えてくださっている関係者の皆さま」と書き出し、「この度、葉山奨之ときゃりーぱみゅぱみゅは入籍致しましたこと

    をご報告させていただきます。 お互いを支え合いながら、より一層お仕事にも力を入れてまいります。今後ともご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い致します」と報告。最後に「 葉山奨之 きゃりーぱみゅぱみゅ」と連名で結んだ。

     既に婚姻届は提出しており、最強吉日の天赦日、一粒万倍日、寅の日と吉日が3つも重なり、今年1年で最も吉運が高まる“トリプル開運日”である3月21日におめでたい報告となった。

     2020年8月、一部週刊誌で葉山ときゃりーが愛犬とともに都内で夜の散歩デートをしている姿を報じられた。同年11月にも買い物デートの様子が週刊誌にキャッチされ、

    21年4月には大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン帰りの2人が撮られるなど、コロナ禍でも順調に愛を育んでいた。

     きゃりーと葉山はともに交友関係が広く、もともと友人の間柄。18年1月にグループでディズニーランドを訪れたことをきゃりーがインスタグラムで報告したこともあった。

    関係者によると、友人関係を経て19年秋ごろから親密度が増していったといい、2人きりで外出する姿がたびたび目撃されていた。

     ◆きゃりーぱみゅぱみゅ 1993年1月29日、東京都生まれ。30歳。高校在学中から読者モデルとして活動し、2011年に中田ヤスタカのプロデュースでミニアルバム

    「もしもし原宿」でメジャーデビュー。その後、「つけまつける」「ファッションモンスター」などヒットを連発。12年にNHK紅白歌合戦に初出場。13年に初のワールドツアー(13都市)を開催。血液型B。

     ◆葉山 奨之(はやま・しょうの)1995年12月19日、大阪府生まれ。27歳。2011年、テレビ東京系「鈴木先生」でデビュー。14年10月期のTBS系連ドラ

    「Nのために」で注目を集める。15年にはNHK連続テレビ小説「まれ」で、ヒロイン・土屋太鳳の弟役に抜てき。趣味は洋服のリメイク、映画観賞。身長177センチ。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/bd0b7257af29644e856e922d716afa0fc065284d


    (出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)
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     ロッテホールディングス(ロッテHD)傘下のロッテリアが運営するハンバーガーチェーン「ロッテリア」のゼンショーグループ(以下ゼンショー)への売却が決まった。

    【画像を見る】ロッテリアの売り上げ推移と1号店の写真、一部店舗で限定販売中の「コアラのマーチ焼」、ゼンショーのロッテリア買収発表の詳細(全18枚)

     「『ロッテリア』って久しぶりに聞いた」「しばらく行ってない」──。そんな人も多いのではないか。無理もない。店が少ないのだ。ロッテリアの店舗数は、ピーク時の524店から大

    幅に減り、今や358店。マクドナルドの「8分の1」(2月末時点で2960店舗)、モスバーガーの「3分の1」(2月末時点で1274店舗)にも満たない。

     近所に店がないから行かない。客が来ないから閉店せざるを得ない。「負のサイクル」の繰り返しで、競合との差は大きく開いた。かつては「マクドナルド」に次ぐ存在だったはず。凋落したのはなぜか。マクドナルドばかり見ていたからだ。


    ●強すぎたマクドナルドへの対抗意識

     競合であるマクドナルドへの対抗意識が強すぎた。マクドナルドの銀座三越出店に対抗し、ロッテリアは1972年、日本橋高島屋に1号店を出店。80年代には、マクドナルドのセットメニ

    ュー「サンキューセット」(390円)に対抗し、「サンパチトリオ」(380円)を発売した。その後、2社は激烈な価格競争に突入する。コストがマクドナルドより高いロッテリアにとって、参入してはいけない戦いだった。


    ●漁夫の利を得た「モスバーガー」

     低価格化は、ハンバーガーを敬遠していた中高年層を取り込み、市場の拡大をもたらした。漁夫の利を得たのが、モスバーガーだ。

     ハンバーガーに抵抗感がなくなった中高年層は、価格競争に「参戦」しなかったモスバーガーにも訪れるように。「少し高いけどおいしい」。味が評判になり、認知度が向上する。店舗数がじわじわと増える。87年には「瞬間風速」だがマクドナルドを超えた。

     一方、価格競争で疲弊したロッテリアは業績が振るわず、衰退していく。価格が高いわけではない。味が悪いわけでもない。「シェーキ」は大変な人気だったし、「絶品チーズバーガ

    ー」などヒット商品もある。だが、マクドナルドほど安くないし、モスバーガーほど高品質でもない。

     「マクドナルドとモスバーガーの間の店」。いつの間にか、そんなイメージが定着してしまったハンバーガーチェーン。それがロッテリアだ。


    ●挽回は可能だった

     ここ数年のロッテリアの業績は芳しくない。2018年(3月期)から21年までの4年間、黒字となったのは20年(純利益「100万円」)のみとされている。他はすべて赤字だ。固定資産・

    固定負債とも減少傾向であり、成長投資をしているフシがない。
    「勢いが無く、衰退している企業」。ロッテリアの決算情報からは、そんな印象を受ける。

    (※2022年3月期は7億5千6百万円に黒字転換しているが、コロナ関連協力金・助成金等の可能性があるため、本稿では度外視した)

     挽回の可能性はある。「シェーキが人気」と先に述べた。これは、ある意味、当たり前だ。親会社ロッテHDは「モナ王」「雪見だいふく」「レディボーデン」などを製造・販売する冷菓事業を抱えている。

     本業とのシナジー効果(相乗効果)は極めて大きい。現在、一部の店舗限定で販売している「コアラのマーチ焼」も人気が高い。冷菓以外でも本業とのシナジー効果が期待できる。

     にもかかわらず、ロッテリアを売却するのはなぜか。理由は3つ。1つ目は、ロッテ本体の収益が悪化したこと。2つ目は、菓子ニーズが変化したこと。そして3つ目は、競合が多様であることだ。1つ目の「ロッテ本体の収益悪化」から見ていく。


    ●ロッテ本体の収益悪化

     私たちになじみのある「『お口の恋人』ロッテ」は、ロッテのほんの一部に過ぎない。ロッテHDは、「メリーチョコレート」や「銀座コージーコーナー」などの国内企業、そして「韓国ロッテグループ」(韓国ロッテ)を傘下に抱えている。

     韓国ロッテは、流通・化学・建設業を中核事業とする巨大コングロマリット(複合企業)だ。韓国第5位の財閥でもある。売上高は5兆円超(21年度)とされている。これは日本のロッ

    テ(ロッテ+ロッテリア)の売上合計の約20倍にあたる。韓国ロッテがロッテ全体に及ぼす影響は極めて大きい。

     この韓国ロッテが、苦境に陥っている。21年3月期には1012億円の純損失(赤字)を計上。2022年3月期に2期ぶりに黒字化したものの、成長戦略の見直しは必至だ。

     ロッテリア自体の赤字と相まって、ロッテ全体の収益が悪化したこと。それが今回の売却の理由の一つである。

                風船ガムのイラスト「ガムを膨らます男の子」


    ●菓子ニーズの変化「ガムからグミへ」

     売却理由の2つ目は、菓子ニーズの変化である。例えば「ガム」だ。

     「ガム」はロッテの祖業である。創業者の重光武雄氏が、戦後、進駐軍の米兵が噛んでいたチューインガムに着目し製造したのが、ロッテの始まりだ。

     そのガム市場が縮小している。日本チューイングガム協会の統計によれば、ピーク時(04年)に1881億円だった売り上げ総額は、21年には755億円になったという。実に6割の減少だ。「お口の恋人」はガムからグミへ切り替わりつつある。

     競合はすでに動いている。明治は2023年3月にガム市場「撤退」を発表。キシリッシュなどの販売を終了する。同時に「ヨーグレット」「ハイレモン」の製造委託先「明治産業」を丸紅

    に売却。売上好調の「果汁グミ」やキシリッシュの新グミブランド「キシリッシュグミクリスタルミント」などに資源を集中させる。

     ロッテはガム市場で6割を占めると言われ、明治よりはるかに市場縮小のダメージが大きい。事業ポートフォリオの見直しとして、不調続きのロッテリア売却は止むを得ないだろう。


    ●ハンバーガー店の難しさ

     売却理由の3つ目は、ハンバーガーの競合の多様さだ。

     かつて、菓子メーカーがハンバーガーチェーンを傘下に抱えていた時代があった。明治は

    「サンテオレ」、森永は「森永ラブ」、グリコは「グリコア」。だが、ロッテリアを除き、すべて撤退している。競合が多様すぎるからだ。

     ハンバーガーチェーンの競合は同業他社だけではない。立ち食いそば・牛丼・カフェなど外食のみならず、コンビニやスーパーの弁当など中食にまで及ぶ。「副業」で戦えるほど甘くはないのだ。


    ●ゼンショーとはどのような企業か

     そこで、ロッテリアの売却先とされたのが、外食を「本業」とする企業、ゼンショーホールディングス(ゼンショーHD)である。ゼンショーは、「すき家」「はま寿司」などを中心に事業展開する、売上高日本トップの外食企業だ。

     22年3月期の売上高は6585億円、店舗数は約1万店に上る。抱える外食事業は、牛丼、寿司、パスタなど業種幅が広く、レストランからファストフード・カフェなど業態もさまざま。いわば「外食コングロマリット」だ。

     現在、ゼンショー傘下のファストフードは、「すき家」(牛丼)、「なか卯」(うどん)、「はま寿司」(回転寿司)など、「日本食」に寄っている。ロッテリアの買収は、欠けている

    「洋食」ジャンルを補い、テークアウト体制を強化できる。ゼンショーにとってメリットは大きい。

     一方、ロッテリアも、ゼンショーの強みである原材料調達力やプロモーション力を享受できる。総じて言えば、今回のロッテリアのM&Aは良い結果をもたらすのではないだろうか。




    ●ロッテリアはゼンショーの理念に共感できるか

     ただし、両社の企業風土の違いには不安がある。

    「世界から飢餓(きが)と貧困を撲滅する」

     これが、ゼンショーの「企業」理念だ。尋常ではない。客だけでなく「世界」まで救おうとしている。まるで救世主の言葉だ。だが、ゼンショーの小川賢太郎社長は、本気でこの理念を実現しようとしている。小川社長は「Concept 2022」にて、以下のように語った。

    「世界で毎年1400万人が餓死している。食料が『不足』しているからではなく、『偏在』しているから。高く売れる先進国に食料が集中しているからだ。世界で『食のムダ、ムラ、ムリ』

    を無くせば、飢餓を撲滅できる。途上国で『食のインフラ』作りを進めれば、雇用が生まれ貧困を撲滅できる」(Concept 2022 要約)

     そのために、まず「外食業世界一」を目指す。重要なのはスピードだ。ゼンショー創業から2年半で出店できた「すき家」はわずか7店舗。遅すぎる。このペースでは、世界一になるのは3万年後だ。

     そこで、上場により資金を調達し、M&Aにより規模を拡大させる。創業29年(2011年)で、マクドナルドを抜き日本の外食売上トップに躍り出た。創業40年の今は、世界外食企業「トップ10」入りを果たしている。「世界一」の背中が見えてきた。

     ゼンショーは、ロッテリアに対しても、自社の企業理念に共感し、本気で「世界の飢餓と貧困の撲滅」に取り組むことを求めるはずだ。


    ●ゼンショーの理念に共感できるか

     一方、ロッテリアの企業理念は「すべてのお客様に感動と満足を」である。ゼンショーの強く具体的なそれに比べ、美しく抽象的な企業理念で50年間経営してきた。

     「世界を救おうとする企業」と「お客様を満足させようとする企業」。両社の連携が円滑に進むかどうかが、今回のM&Aの成否を分ける。果たして、ロッテリアは、ゼンショーの企業理念に共感できるだろうか。


    ●安価で美味しいハンバーガーを期待

     「選択と集中」という言葉が流行って久しい。21年3月には、東急不動産が「東急ハンズ」(現ハンズ)をカインズに売却している。本業以外の事業継続は、ますます困難になりつつあ

    るようだ。ハンズは創業47年、ロッテリアは創業50年。他社の手に渡るとはいえ、なじみの店があり続けるのは喜ばしいことではないだろうか。

     久しぶりにロッテリアで食べる。「絶品チーズバーガー」は相変わらず濃厚だった。「半熟タマてりバーガー」の卵のゆで加減は絶妙だった。あくまで筆者の主観だが、マクドナルドと

    比べても、味は見劣りしないと思う。あとは、価格とプロモーションだ。どちらもゼンショーの得意とするところ。新生ロッテリアには、安価で美味しいハンバーガーを期待したい。


    ●書き手:関谷 信之(せきや・のぶゆき)

    1964年生まれ。経営コンサルタント。「関谷中小企業診断士事務所」代表。

    ソフトウェア会社で16年勤務し、システム開発や生産管理、経理などに従事。Webデザイン歴19年。中小企業診断士登録後は、企業診断を実施する傍ら、「bizSPA!フレッシュ」、言論プラットフォーム「アゴラ」などの媒体でビジネスライターとしても活動中。

    Twitter:@kakanrilabo

    公式Webサイト:「関谷中小企業診断士事務所」

    「ロッテリア」の店舗(筆者撮影)


    (出典 news.nicovideo.jp)

    ロッテグループ > ロッテホールディングス > ロッテリア 株式会社ロッテリア(英: LOTTERIA Co., Ltd.)は、ハンバーガーを中心とするファーストフードチェーン店を運営する企業である。 1972年、ロッテグループのファーストフード事業としてロッテリアを創業。当時はロッテ
    37キロバイト (5,027 語) - 2023年3月19日 (日) 01:00


    「ロッテリア」は中途半端なブランド戦略を貫いたことが大きな原因だと思います。数年前から「ヘルシー志向」を強調したメニューの開発を進めていた一方で、同時に「肉バーガーの王様」というブランドアイデンティティも維持していたため、消費者の混乱を招いてしまいました。もっと明確なブランド戦略を持ち、それに合わせたメニューやサービスを提供していたなら、現在のような状況には陥らなかったのではないでしょうか。

    <このニュースへのネットの反応>

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